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日本初の水産起業家育成プログラムで参加者を募集

Impact HUBのノウハウで、起業家同士のブラッシュアップを促す (C)HUB Tokyo

英国発祥の起業家コミュニティ「Impact HUB Tokyo」を運営するHUB Tokyo(東京・目黒)が、持続可能な水産業を推進するため、WWFジャパンと共同で日本初の水産起業家育成プログラムを実施する。初回の「Oceanチャレンジプログラムin東京」は1月から3カ月の開講で、提供価値の磨き合いなどを実践する予定。最大12人の参加者を1月8日まで募集している。(瀬戸内 千代)

Impact HUB(インパクトハブ)は、聴講による受け身の学びよりも積極的な切磋琢磨を重視する起業家コミュニティ。指導者のサポートを受けつつ起業家同士が互いの事業内容を磨き合う場である。2005年のロンドンを皮切りに、コンセプトを共有する活動が世界86カ所に広がり、Impact HUBネットワークを形成している。

海外でImpact HUBとWWFの協働実績があったことから、2016年の夏にHUB TokyoがWWFジャパンに声を掛け、日本初の共同プロジェクトが発足した。

初回のテーマは「持続可能な水産業」。10人前後の起業家を集め、WWFジャパンの海洋保全の専門家と開発した「Oceanチャレンジプログラムin東京」で、水産業の課題解決を目指す。集中的に学び合う場は、1月の3日間および3月と4月の各2日間の計7日間に提供する。

WWFジャパンの支援により参加費、宿泊費、資料代は無料(交通費は各自)。参加希望者向けの最終の事前説明会を1月4日と6日の夜にオンラインで開催し、8日に募集を締め切る。少数精鋭のコミュニティを構築するため、応募が多い場合は選考となる。

対象は、既存の水産業に変革をもたらす起業を計画している人や、既に水産関連の事業を行っていて今後の展開を模索中の人など。従来のプログラム参加者には30代が多いが年齢は不問。個人でもチームでも申し込み可能だ。

HUB Tokyoの岩井美咲コミュニティ・プログラムマネージャーは、「漁業から加工、流通、販売まで広く水産業の起業家が集い、3カ月かけて互いの事業を高め合っていく。将来につながる仲間もできるので、ぜひ思い切って飛び込んできてほしい」と語った。

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瀬戸内 千代 (せとうち・ちよ)

海洋ジャーナリスト。雑誌「オルタナ」編集委員、ウェブマガジン「greenz」シニアライター。1997年筑波大学生物学類卒、理科実験器具メーカーを経て、2007年に環境ライターとして独立。自治体環境局メールマガジン、行政の自然エネルギーポータルサイトの取材記事など担当。2015年、東京都市大学環境学部編著「BLUE EARTH COLLEGE ようこそ、「地球経済大学」へ。」(東急エージェンシー)の編集に協力。