「第11回日本パートナーシップ大賞」最終審査・表彰式が、2月20日(金)、損保ジャパン日本興亜本社ビル(東京・新宿)にて行われました。
全国から集まった20事業の中から、一次審査、現地調査・ヒアリング調査そして二次審査と厳しい審査を通過した選りすぐりの5事業が、それぞれ工夫を凝らした最終プレゼンテーションを行い、会場に集まった100余名の参加者の皆さんが「あなたが選ぶグランプリ」に1票を投じました。
最終審査会では、甲乙つけがたい5つの事業について、慎重かつ厳正な審査が行われ、グランプリと各賞が選出されました。グランプリ及び各賞は以下のとおり。
1型糖尿病のお子さんをもつお母さんの1本の電話から始まったこの事業。この不治の病から子どもを“救う”ために採算度外視で、学校でお菓子とはわからないような商品を開発。岡山の患者会から「この商品を全国に広めて欲しい」と連絡を受けたNPOと企業の協働事業がスタートしました。1型糖尿病の子どもたちが健康な子どもたちと同じようにお菓子を食べられる社会の実現を目指して、根治のその日まで商品改良、販売強化を続けて行きます。
福島県内8か所の児童養護施設には親による養育を受けられない子ども約450名が生活。原発事故による低線量被曝の長期的な影響は未知数です。NPOが行う子ども達の被曝モニタリング検査に加えて、母子手帳すら持たない子どもの成長記録も「健康手帳」にまとめて卒園生へ渡してきました。これを、長期的な保存と健康管理に役立てるため、日本ルーテル教団と県内の企業と共にソフトウェア化を行い、汎用性が高い拡張版の開発も開始しています。
社会的、経済的に厳しい状況にあるネパールとバングラデシュの女性たちが生活向上を目指し、フェアトレード商品として天然石けん『She with ShaplaNeer』を生産しています。その商品開発過程で品質改善と安全性の確保のため、企業からの技術支援を受け、女性たちは「よい石けん」を安定的に安全に作る意識と技術を身に付けることができました。石けんづくりは彼女たちの未来を明るく照らしています。
高校生を主な対象とする日本初のニート化予防を目的とした金銭基礎教育プログラム。全ての若者が社会的・経済的に自立した大人になるために必要な、お金と仕事に関する「情報」をゲーム形式のワークショップを通して学び、働くこととお金について考える機会を提供しています。平成26年11月までに全国のべ540校、約75,000人が受講。講師認定制度や公認実施団体制度の設置、地域金融機関との連携により、全国各地への提供を拡大し、社会インフラ化の実現を目指します。
働くことは生きることをテーマに、ニット商品「EAST LOOP」生産・販売を通して、被災地と全国を繋ぐ。また、岩手・宮城の沿岸被災地の作り手同士の繋がりも創出しています。岩手県で復興支援を担うNPOと、フェアトレードのノウハウを活かしたニット関連の仕事づくりを担う企業の協働事業。商品価格の約50%が生産者グループの収入となり、関西圏を中心に全国の大手百貨店や生協など様々なチャネルで販売を展開中です。
ご支援いただき、ありがとうございます
大和リース株式会社 トヨタ自動車株式会社 株式会社デンソー
MS&ADゆにぞんスマイルクラブ 株式会社サンクゼール
公益財団法人中部圏社会経済研究所 万協製薬株式会社
ご寄付いただき、ありがとうございました
ご寄付いただいた方々 162名
寄付総額 ¥1,171,500