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凸版印刷が浴室でも使える紙パック、プラ容器代替へ

「キューブパック」のサンプル © Toppan Printing Co., Ltd.

凸版印刷は2月1日、濡れた場所でも常時使用が可能でプラスチックボトルの代替となる紙パック「キューブパック」を開発したと発表した。独自の構造により、洗面所や風呂場など水回りでも容器が損なわれない耐水性を実現。従来のプラスチックボトル容器に比べ石油化学由来の材料を75%削減可能で、価格はほぼ同等の見込みという。今月からサンプル出荷を始め、早ければ来冬発売予定。2020年度に約10億円の売り上げを目指している。(オルタナ編集部=堀理雄)

これまでにない耐水性を実現したポイントの一つは、紙パックを組み立てたときにできる継ぎ目・紙端部を、容器の上下部ではなく側面部になるように設計した構造だ。使用時に水と常時接する容器の底部付近に紙の継ぎ目がないことで、長く使用しても容器が損なわれないという。コーティング加工なども合わせ耐水性を高めた。

またその構造により、容器の中央に口栓をつけることが可能となり、ポンプを使用した付け替え容器や広口容器としても使用できる。キャップやポンプには現状プラスチックを使用しているが、今後バイオプラスチックへ置き換える技術開発も進めたいとしている。

開発に携わった同社の生活・産業事業本部 ビジネスイノベーションセンター 和田伸午部長は「従来からライフサイクルを重視したパッケージ開発を行っており、環境保全への取り組みも重要視している。今後も社会課題の解決に貢献していきたい」と述べた。

平らに折りたたんだ状態で納入し、充填直前にボックス型に組み立てる「組み立て式」を採用。平坦な状態で輸送・保管できるため積載効率の向上や保管スペースの削減が可能という。