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キユーピー、「サステナビリティ目標」を設定

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「2030 VISION」と「サステナビリティ目標」の関連図
                 (キユーピー提供)

キユーピーは、社会と企業活動の持続的な成長に向け、取り組むべき内容を指標化した「サステナビリティ目標」をこのほど設定したと発表した。「健康寿命延伸への貢献」「資源の有効活用と持続可能な調達」「CO2排出削減」「子どもの心と体の健康支援」「ダイバーシティの推進」の5つのテーマからなる。同社は持続可能な社会の実現に向け、自ら考え、行動していく方針だ。(オルタナ編集部=中島洋樹)

「サステナビリティ目標」は、社会と企業活動の持続的な成長に向け、同社として取り組む内容を指標化したものである。この目標達成への取り組みを通じ、昨年12月に発表した、同社グループが2030年に「ありたい姿」を現した「キユーピーグループ2030ビジョン」の実現につなげていきたい考えだ。キユーピー本社と関連会社を含む、「キユーピーグループ」全体で取り組む。

「サステナビリティ目標」は5つのテーマから構成される。

健康寿命延伸への貢献
 サラダと卵のリーディングカンパニーとして
 ・1日当たりの野菜摂取量の目標値350g(厚労省の定める成人1日当たりの平均摂取量の目標値)の達成に貢献する。
 ・たんぱく質の摂取に貢献するために、卵の消費量アップを推進する。

資源の有効活用と持続可能な調達
 ・グループで利用する主要な野菜の未利用部について、2021年までに30%、2030年までに90%以上を有効利用する。
 ・商品廃棄量を2021年までに25%、2030年までに50%削減する(2015年対比)。

CO2排出削減
 ・グループの年間のCO2排出量について、2021年までに7.5%、2030年までに20%削減する(2013年対比)。

子どもの心と体の教育支援
 ・2030年までに、グループの食育活動などで接する子どもの笑顔の数を、100万人以上にする(2019年からの累計)。

さらに、上記に加えて、グループ成長戦略の土台として下記を推進する。

ダイバーシティの推進
 ・女性の管理職比率を、2021年までに12%、2030年までに30%にする(キユーピー単体)。

いずれの目標も「人生100年時代」「フードロス」「地球温暖化」「子どもの貧困」「ジェンダー平等」に関わる重要テーマと位置付けている。

同社は本年で創業100周年を迎える。次の100年に向け、どのように成長していきたいか、自らの「ありたい姿」を明確に打ち出し、持続可能な社会の実現に向けて、自ら考え、行動していきたいとしている。

中島 洋樹(なかじま・ひろき)

株式会社オルタナ オルタナ編集部
2018年4月オルタナ入社。入社1ヵ月弱でCSR検定3級合格。趣味は高校野球観戦、絵画鑑賞、テニス、ビリヤード、サイクリング、ウォーキング、国内旅行など広範囲におよび、特技はカラオケ(レパートリーは50曲以上)。好奇心旺盛で、編集のオールラウンダーを目指す。

「オルタナ」は2007年に創刊したソーシャル・イノベーション・マガジン。主な取材対象は、企業の環境・CSR/CSV活動、第一次産業、自然エネルギー、ESG(環境・社会・ガバナンス)領域、ダイバーシティ、障がい者雇用、LGBTなど。編集長は森 摂(元日本経済新聞ロサンゼルス支局長)。季刊誌を全国の書店で発売するほか、オルタナ・オンライン、オルタナS(若者とソーシャルを結ぶウェブサイト)、CSRtoday(CSR担当者向けCSRサイト)などのウェブサイトを運営。サステナブル・ブランドジャパンのコンテンツ制作を行う。このほかCSR部員塾、CSR検定を運営。