「共感×競争」による
クロス・バリューの創出

SDGs(持続可能な発展目標)の17番目は、目標をパートナーシップによって解決するとなっています。そこで、様々な連携を模索する企業や各地で活動するNPO、NGOがあります。ただし、資金や人材の不足、認知度の低さなどの課題も抱えているようです。
そこで、それぞれに足りない、ヒト、モノ、カネ、ノウハウを有機的にマッチングさせ、事業を創発する仕組みづくり(デザイン思考)を実践します。
地域や社会の課題の解決や新たな体験価値を創造するためには、異業種連携が必至であると同時に、その資金をどのように確保していくのかが重要です。
また、IoTやAIを含め、テクノロジーやサイエンスの知見をいかに導入していくかも検討の余地があるはずです。

そこでGlocal Design @ Future Labでは、ヒト、モノ、カネ、ノウハウの有機的なマッチングを再デザインするワークショップの機会を企業・NPO・NGO・行政から約2000名が集まるサステナブル・ブランド国際会議の場につくることで、サステナブルな地域や社会の創造の場とします。そして、企業、NPO、行政、学生が参加することで、新たな連携や需要を創出していきます。
本ワークショップでは、クロス・バリュー(異質なメンバーによる議論と共感)による課題解決を提案することでサステナブルな地域を創造し、見える化・共感化・ネットワーク化しながら実践化を支援して参ります。

地域デザイン学会 理事
SB Tokyoアカデミック・プロデューサー
青木 茂樹

PROGRAM

プログラム

Time Contents
13:30 14:15 S1-1全体会 (45分)
  • ローカルな価値や課題からグローバルな共感へのコンテクスト転換

    原⽥保(地域デザイン学会理事⻑)
  • NGO・NPOのミッションとこれを⽀える⾦融の仕組み

    鵜尾雅隆⽒(⽇本ファンドレイジング協会)
  • ⾮営利団体には競争を!企業には共創を!

    ⻘⽊茂樹(駒澤⼤学)
休憩・転換 (10分)
14:25 16:15

S1-2ワークショップA: ローカル課題とその解決策提案(110分) ※3テーマ×3チームで進⾏

  • (1)広域ゾーンブランド「瀬戸内=せとうち&SETOUCHI」の確立へ向けて  磯田 周佑 氏

    地域デザイン学会瀬⼾内フォーラム
  • (2)「⾃転⾞活⽤によって、脱限界集落、そしてサステナブルな地域社会をいかにつくるか?」

    地域デザイン学会やまなしフォーラム 山本 薫 氏

    地域デザイン学会やまなしフォーラムでは、様々な地域課題の解決を図っている異分野のメンバーが議論を重ねています。その一団体がNPOやまなしサイクルプロジェクトです。人口激減の中山間地域には、アップダウンの激坂、整備された道路、少ない車や交通量…と、サイクリストにはうってつけ!首都圏の奥座敷として、サイクリストに食、温泉、景観を楽しんで頂くことで、山梨の活性化を試みてます。次のステップにヒントを戴きたく!

  • (3)「東京パラリンピックに併せて、補助⽝の啓発普及をどう展開するか?」

    特定⾮営利活動法⼈⽇本補助⽝情報センター 橋爪 智子 氏

    補助犬ユーザーである障害者を取り巻く環境は、ここ数年で激変しました。身体障害者補助犬法施行、障害者権利条約批准、障害者差別解消法施行、そして2020東京パラリンピックの開催決定は「障害理解」を進める上で千載一遇のチャンスです!しかし、未だに約7割の補助犬ユーザーが同伴拒否を経験しています。世界に先駆けて超高齢化社会に突入し、誰もが安心して暮らしやすい日本社会をどう構築するかが問われる中、効果的な普及啓発や教育のあり方について考えます。

休憩・転換 (20分)
16:35 18:25

S1-3ワークショップB :グローバル課題とその解決策提案(110分) ※3テーマ×3チームで進⾏

  • (1)「世界の貧困の問題解決に向けて、⽇本の⽀援の輪をどう広げるか?」

    公益財団法⼈ケア・インターナショナルジャパン 高木 美代子 氏

    時代の流れは、CSV(Creating Shared Value)。企業の本業領域での戦略的パートナーシップは、CAREとしても最重要戦略の1つです。でも、世界の貧困問題など、グローバルな課題の解決に向けて、「海外」の現場でプロジェクトを華々しくスタートさせるためには、相応の予算と、相当の覚悟、そして何より長期的な視座が必要です。課題先進国とされる日本において、敢えて、海外の社会課題に取り組むためには、まずは、経営層への理解促進に加え、複数部署の巻込みや一般社員の参画が必須という前提のもと、国際NGOをはじめ、あらゆるステークホルダーと「日本」を舞台に協働・連携するとしたら?その可能性を一緒に考えましょう。

  • (2)「循環型経済へ向けてどうやって⾏動変⾰を起こすべきか?」

    公益財団法人日本環境協会 大西 亮真

    持続可能な社会に向けて、資源の回収・再生・再利用を徹底し新たな天然資源の使用を削減する、いわゆる循環型経済(=サーキュラー・エコノミー)を構築することが重要です。製造業はもとよりサービス業においても、この課題にビジネスとして取り組む企業が増えてきましたが、これを支える消費者・生活者である市民が変わらなければ社会に定着することは難しいでしょう。本ワークショップでは、市民の意識・行動の変容に向けた教育や普及啓発のあり方について考えます。

  • (3)「アートによる地域の活性化は今後も進んでいくのか?」

    地域デザイン学会 未来構想フォーラム 藤田 直哉 氏

    SDGsの中にはいろいろな項目がありますが、その達成に向けて、アートという手段を使うのが有効だろうと思われるものがあります。具体的に社会を変えることを目的としたアートの実践が既に繰り返されており、創造的かつチャレンジングな成果を出しています。この10年目立ってきた地域とコミットするアートの事例を参照しながら、今後のアイデアを探ります。

ワークショップでは、「地域デザイン学会」のアカデミックメンバーが問題提起と、その解決・実践に向けたアドバイスや理論化をお手伝いします。

<ワークショップの流れ>

1.Seeds
「地域デザイン学会」のフォーラムで取り挙げる地域の課題解決に関心のある企業やNPOによる問題提起のプレゼンテーション
2.Fertilization
問題提起に対し、参加者によるグループ別のディスカッションで深堀。アイデアの創発やNPOや企業とのマッチングの機会
3.Blooming
クロス・バリューによる成果を、華々しくプレゼンテーション
4.Cultivation
質疑応答により実践化や理論化につなげます

<ワークショップ:110分(105分+転換5分)>

Seeds
ワークショップの進め⽅について説明(5分)
テーマ設定 (ローカル課題と活動の報告)(21分:7分×3団体)
Fertilization
グループワーク(40分) ※3テーマ×3チーム(9チーム)で展開
Blooming
グループワーク発表(27分) ※各チーム3分×9チーム
Cultivation
取り組みの理論的検証と意見交換 (12分)

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EVENT AREA

「Glocal Design @ Future Lab」開催会場/展示エリア

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ENTRY

「Glocal Design @ Future Lab」
参加ご登録方法

「Glocal Design @ Future Lab」は、
SB 2019 Tokyoの地方創生・地域活性の
スペシャル・イベントとして
開催される同時開催イベントです。
エントリーはSB 2019 Tokyoのサイト
( sb-Tokyo.com )からご参加登録(セッション選択)いただけます。

SB Tokyo 運営事務局
(株式会社博展内)

E-mail: sbt@sustainablebrands.jp
受付時間:平日 10:00-17:00
     (12:00-13:00除く)

ABOUT

地域デザイン学会について

地域デザイン学会は、グローバル化の進展に伴い、地域における活動であってもグローバルな視点を持つことが不可欠と考え、グローカルな展開を志す学会です。
それは、グローバルな活動はローカルに深く根ざすべきであり、同時にローカルな主体はグローバルな支持を獲得すべきであるとの考え方です。
そこで、地域の価値を高めるためには伝統的な地域振興手法のみでは限界があると考え、経済学、経営学、社会学、都市工学、政治学、歴史学、地政学など、実に広範な研究領域において活動する人々の英知を結集する、ある種のインテグレートスタディとしての地域デザイン学の確立を志向しています。

2012年に発足した比較的新しい団体でありながら、すでに日本学術会議協力学術研究団体として指定を受けており、現在、全国420名の会員が所属しております。
また上記目的のために、研究者が約半分、残りの半分は企業人をはじめとした一般の方が参加し、日々の研究や実践に切磋琢磨しております。

地域デザイン学会の分野フォーラム(15フォーラム)

アートフォーラム / 温泉文化フォーラム/健康生活デザインフォーラム/
地域観光・まちづくりフォーラム/ソーシャルコミティフォーラム/
農業文化フォーラム/ローカルガバナンスフォーラム/地域政策フォーラム/
未来構想フォーラム/ローカルメディアフォーラム/都市創造フォーラム/
ユースデモクラシーフォーラム/地域IoTフォーラム/
地域イノベーションフォーラム/シビックエコノミーフォーラム

地域デザイン学会の地域フォーラム(6フォーラム)

せとうちフォーラム/やまなしフォーラム/ならフォーラム/葉山フォーラム/
沖縄フォーラム/平塚・秦野・伊勢原・大磯ゾーンフォーラム