なぜ経営やブランディングにサステナビリティ（持続可能性）の観点が必要なのか。今年６月、米サンディエゴで開かれた「サステナブル・ブランド」（SB)の本会議に参加し、私は次のように確信した。「いま世界では、市場、社会、世代がサステナブルな方向にシフトしている。だから企業もその流れを追う。これは生き残りのために不可欠な共通戦略なのだ」。

サステナブル・ブランドには、個々の企業のCSRだけでは不十分です。未来のLifeScape（生活情景）を描きながら、組織の目的を再定義し、どんなポジションを誰と連携してつくっていくのか。
「人は城なり」と言いますが、こうした使命感に溢れた社員のいる会社は明るくパワフルですし、生活者のからの評価も得られるもの。
そのネットワークの唯一の場がサステナブル・ブランドの国際会議です。
夢と野心と優しさを持った皆様をお待ちしております。

今やサステナビリティ（持続可能性）は、環境や社会に「良い」からすべきことではありません。ビジネスを続けるために「必要」なことなのです。けれど、正しいことをすれば、それだけで顧客や投資家から支持されるわけでもありません。
ビジネスをサステナブルにするために必要なことは何か、それをどう実行するのか、そしてどう伝えるのか。
この3つの要素について共に学び、議論し、伝えることができるのが、サステナブル・ブランド国際会議です。この会議により多くのサステナブル・ブランドが集い、またここから一社でも多くのサステナブル・ブランドが育っていくことに期待しています。

10年前に米国で生まれ、近年急速にグローバル拡大しているサステナブル・ブランドのコミュニティ活動は、一大ムーブメントとして注目を集めています。
そして日本でも、多くの方々の賛同と協力を得て「サステナブル・ブランド国際会議2017東京」を開催できる運びとなりました。
サステナブル・ブランドが生み出す可能性を、日本でより大きなものにしていきたい。
この機会に是非ご来場いただき、次なるイノベーションに繋げていただければと願っております。